拝金主義はお金の真剣度が高い

人間の能力は頭で考えているよりも高いものがあり、一旦、目標を定めるとその必要性と真剣度に応じてたいていのことは達成することができます。人類は数十年以上も前にすでに月に行くことができましたが、計画性と目標達成への強い思いがあれば、一見不可能に思えることでも成し遂げてしまう能力が備わっているのです。

人は月にも行けるぐらいですから、どのような人でも、真剣に求めさえすれば、大金を得ることなどはさほど難しいことではないといえます。

けれども、たいていの人は「お金が目的ではない。」とか、「充実した仕事をして自己実現できれば、給与は安くてかまわない。」など、お金を稼ぐこと自体に真剣は人はあまりいません。
「お金が目的でない」人には、お金はやってこないのは当然といえます。

そのような考えで数十年を過ごした結果、それなりの資産しか残らない形で定年を迎えることになる人も多いものです。

お金は、仕事に真剣に取り組んだ結果として後から付いてくるものではなく、大金を稼ぐということ自体を目標にしなければ、なかなか達成することができません。けれども、日本人の心理はお金をひたすら求めるのは卑しい行為という風潮があるため、お金は二の次になってしまい、真剣度が不足してしまうわけです。

某IT社長の方が「拝金主義」として世間から敬遠されたりもしていますが、その是非はともなく、拝金主義はお金への真剣度が高いことの裏返しともいえるわけです。そして、真剣度が高い結果として、仕事に成功したり、あるいは資産を築くことになります。

お金を稼ぎたいと思いつつも、日常的にお金を否定するような言動をとっていれば、それが心理的にも影響が出て真剣度やモチベーションが低下してしまいます。大金を得たいと思ったとき、1円、2円を大切に思えるぐらいの真剣度があるのかをまずは確認してみるとよいでしょう。